40代の悩みに効く物語

働かないモンスターと戦う「橋田」は自問自答を繰り返す(働かざる者たち)

会社員の皆さん会社の仕事にモチベーション保ててますでしょうか…?私はこの数年さっぱりですわ。やる気に満ちて入社したのは、もういつのことだったか。なぜあんなに一生懸命になれたのか。そこには信じる何かがあったのだろう。そして今その信じるものはどこかにいってしまった。

本作「働かざる者たち」は、斜陽産業と呼ばれる新聞社で働く若者橋田が、会社に巣食う働かないモンスター社員に翻弄されながら、自分が働く価値を見いだす?物語である。

本作に登場する働かない者たちの多くもかつては信じる何かがあった。しかし、この業界に希望が持てなくなった、出世できず同期においていかれた、学歴やキャリアで理不尽さを感じている、などなどの理由で信じるものを失ってしまったのだ。

物語の概要と働かない者たちの事情

新聞社のシステム部門で仕事をする橋田は、社内の様々な「働かない人達」と出会う。

新聞社に未来はないと割り切り、自分が退職する年まで会社にしがみつければいいという工程部の八木沼のような「逃げ切り体制」タイプ

若かりし頃に自分の手柄を同僚に横取りされてから復讐のようにいい加減な仕事をするようになったウィキさんに、自分の本意ではないエロ新聞を印刷することにまじめに働く意義を見出せなくなった山中さん、高卒で給料安いからといい加減な仕事をする川江さんといった「スネたガキ」タイプ

そのラスボス的に出てくるのが、働かないが出世してる風間。要領よく仕事は避けながら、自分の評価は落とさない「戦略的に働かないタイプ」。部下を育てているようにみせつつ、すべて部下まかせ。それは自分の部署ではなくて、あの部署に頼むべきだと横流し。自分では何もせずに、ひとを動かすだけ。その末に出てきた金言がこれである。

風間

オレはこの働かない技術を自覚的に使いこなし、新聞社の部次長職という社会的地位と年収一千万をソリティアしてるだけで手に入れる!!


ソリティアしているだけで1000万円だよ。まじでこのセリフ何 笑

このような働かない人達と出会うたびに橋田は自分はどう働くべきなのか悩み、「プロフェッショナルな仕事をしようよ」と力んでみたり、いい加減な仕事をする方向に流れたりと翻弄され続ける。

仕事に希望見いだせるか

本作に出てくる働かない者たちはどこにでもいる。自分のやっている仕事の意義に疑問を持ったり、自分の本意ではない仕事ばかりやるハメになったり、同僚と比べて不公平だと感じたりということは、誰にでも起こり得て、どこの職場にもあるであろう日常的な風景だ。

あなたがそうなったときに、どうふるまうのか?橋田のように翻弄されながら、どこにたどり着くでしょうか。

クズのまま生きていくことを選んだ方はぜひこちらも読んでください~。著者「サレンダー橋本」は、意識低い系の漫画を描かせたら右に出るものはいない絶対的なポジションを得たと言っても過言はないだろう。本作に興味持たれたらぜひ「明日クビになりそう」も読んで欲しい。


あっ自分もおんなじことしている!っていう人さすがにそれはやりすぎなのでなんとかした方がいいですよ~。