マンガ

友だちがいない社会人が仲間と出会う唯一の方法(僕にはまだ友だちがいない)

年をとるにつれ友だちと呼べる人が減ってきたという人は多いのではないでしょうか…。

ってまぁ私のことなんですけど。。子どもに「友達何人いるの?」と聞かれ答えに窮したことがあります。「うーん、あんまりいないね…ってか友達って何?」と6歳に逆質問した気がします。

でも好きなサッカーや漫画を語る友達とか(家族は聞いてくれないので)欲しいと言えば欲しいです。ツイッターで事済んでいるような…いないような…感じですが。

この記事では、大人の友達づくりにチャレンジした仲川学氏の漫画「僕には友だちがいない」を紹介します

結論から言うと、友だちづくり苦手な人が大人になってから友だち作るの難しいです…でも、でも、でも、救いはあるような気がしました。

どんな救いがあったのか…ぜひ読んでみてください。

あらすじ 35歳友活始めました

中川氏は、漫画家を目指して北海道から東京に上京した35歳(当時)の青年(?)だ。

小中高校と一緒だった仲の良かった友達が結婚したことを知らなかったことにショックを受ける。しかも相手も同じく同じ学校の同級生。

中川の携帯にかかってくる電話と言えば編集者か母親…。電話料金は3桁である。好きな映画を観に行くのも一人、食事も一人…。自分がいかに孤独かということに気づく。

中川は友達が多い人と自分は何が違うのかと考え「自分が他人に興味がない」ということに気づく。

話す相手に興味を持っているからこそ、その人を知りたいという自然な欲求が生まれ、話を引き出すための質問もできるのです。

つまり、友だちが多い人=他人に興味を持っている人といえるのではないでしょうか?

私は自分が嫌いで、人嫌いです。他人に興味を持てないのです。

このままじゃダメだ!まずは自分の内面を見直さなければ!私はそう決意しました。

そこから中川の友だちづくり活動ははじまる。中川がチャレンジしたのはこんな感じ。

  • カーネギーの本を読む
  • 占ってもらう
  • ツイッター&フェイスブックをはじめる
  • オフ会に参加する
  • 近所のバーに繰り出す
  • サブカルイベントに行く
  • 教会に行く

一つ一つにドラマはあったのですが(詳しくは漫画読んでください)、その場限りの会話がちょっとできたくらいで終わっている。

ただ教会は何度か通うようになり関係は進展していく。しかし真剣に礼拝に来る人々に対して、自分が冷やかしように思えて、勝手にちょっと行きづらくなるのだった。

そして、友だちらしきものができたのは、自分の隣人B氏だった。

中川はトキワ荘プロジェクトという支援を受けて、漫画家ばかりが住む安アパートに住んでいる。そのふすまを挟んで隣のB氏だ。

B氏とは騒音問題から険悪な仲にもなるが、中川氏の積極的に仲良くなろうというチャレンジから、お互いの漫画を見せ合ったりする仲にはなった。

2人の関係は、B氏が漫画を辞め実家に戻ることで終焉する。最後に、中川は最後にB氏に「キミにとってぼくは友だちなんだろうか?」と意を決して聞くのである

B氏の返答はー。

みどころ 友達づくり苦手な人の特徴

「バー」と「教会」の違い…誘ってもらえるかどうか

中川氏は友だちづくりのために、実に様々なチャレンジをしました。もちろん漫画のネタになるということから勇気が出たということもあるでしょうが。

その中でも興味深いのは「バー」と「教会」の違いです。

バーでは店員さんともそれなりに仲良くなり楽しい一夜を過ごしたが、それで終わり。教会はしばらく通い続けることになり、その中で親しい人達もできました。

バーも自分の意思次第で何度でも通えば、友だちができたかもしれませんが。でもそれができないのが「友だち」がいない人なのです。なぜか…誰も次を誘ってくれないから通えないのです。

誘ってもらわないと…行っていいのかな…?となるのが友だちがいない人間の特徴です。

一方で、教会は初回でみんなの前で紹介してもらうなどのウェルカムな空気が流れていたことに加え、毎週礼拝がある、定期的な行事(クリスマスとか)があります。

必然的にまた来週、今度のクリスマスパーティーは…なんて話になるのです!!また行ってもいいのだろうか?ということを考えなくてもいいのです。

でも結局…他の人が「祈りに行っている場」に、友だちづくりに行くという邪な目的に耐えられなくなり通えなくなるというのもまたリアルです。

同じ目的持った集まり「トキワ荘」

そもそも、友だちって作りに行って作れるものなんだろうか…とここまで読んで感じました。

かといって都合のいいラブコメ漫画のように、ただ待っているだけで運命の人が現れるなんてこともないわけで。

そんな都合のいい妄想をしている時点で友だちがいないのです…。

じゃあどうすりゃいいんですかね?(悩む)

中川は「隣人」に目を向けました。あらすじで書いた通り、同じ漫画家を目指す同志B氏です。

B氏とははじめ険悪だったりはしましたが…やっぱり同じまんが道を歩む者同士、互いの作品を見せ合ったり、どんなまんがを描きたいのか語り合ったりできました。

これは、「目的=友だち」ではなく、「目的=まんが」を「共有」した人間同士なのです。

この「目的=まんが」が共有できてるってすごい楽なんです。

友だち付き合い苦手な人の特徴は「自己開示」が苦手な人だと思います。自分のことを相手に晒せないから、自分のことを知ってもらえない、相手も開示してくれないとなるのです。

でもこの関係は、すでに「まんが家を目指して貧乏暮らしをしている中川学」ということを共有した上でのものです。

よく知らない人には自己開示できない、付き合いが長くなると本音話しにくい、同じ目的もって、同じ境遇でたまたま同じ場を共有している。これ最高に楽ですよね

しかもまんが家目指しているとか、初めての人に説明するの超めんどくさそう。

そんな関係をB氏は「友だち」ではなく「仲間」と称するのでした。

まとめ 熱中できるものを見つけよう

友だちいない人間として、友だちいない筆者がどんな友だちづくりをするのか興味津々で読みました。

結論としては、大人が友だちづくりをするのは限りなく難しい…でも同じ目的を持った仲間は作れるかもしれないということでした。

友だちづくりをがんばるよりも、自分が熱中できるものを見つけてそれを頑張るほうが、孤独からは抜けられるかもしれませんね。