人間関係の悩み

「相手を理解する力」を磨くために、自分という試作品を売れ!

なぜ自分ではなく、あの人に仕事を頼むのだろう。

そんなことを感じたことありませんか?

能力は変わらない、いや負けていないはずだと思っていたけど…。

それは、相手が何に価値を感じているのかを理解していないのかもしれません。

テリー
テリー
どうもテリーです。あなたは相手が求めていることを理解している自信がありますか?私はちょっと自信ないです、、

自分が他者に貢献しようとするならば「人が求めている価値」を理解する必要があります。

凡人が幸せに生きるためには「自己中心的な発想」から「他者貢献的な発想」に切り替える必要があるという話をコチラの記事でしました。

あなたがちゃんと「自分はなんでもできる」という妄想から抜け出せているのであれば、他者が求めていることをスタートに発想することできているはずです。

ただしそれがずれていると「空回り」「空気が読めない」「なんか違う」と言われます…特に中年男性にこの言葉は刺さります…。

この記事では、凡人が輝くために「相手が求めているものを理解する力」を高める方法について紹介します。

相手を理解できないとあなたの努力は無駄になる

あなたが他者への貢献を考えた際の出発点は「あなたが何をできるか」ではなく「相手が何を求めているか」です。

「相手が何を求めているか」を誤解していれば、そもそもの出発点を誤ることになります。

つまり相手のためにあれこれと努力をしても、何も報われない結果となります。

「空回り」とか「空気読めない」「そうじゃない感じ」と言われちゃいます。

あなたの努力が認められるどころか、あいつはわかっていない」というマイナスの烙印を押されてしまいます。

「相手が求めているもの」をここでは「相手が求めている価値」と言います。

大事なのは「価値は相手の中にある」ということです。

相手を理解するための3つのポイント

価値は相手自身も理解していない

相手が求めている価値を理解することはとても難しいです。

なぜなら相手自身も自分が求めていることがわかっていないからです。

例えば、同僚から仕事の相談をされたときに、色々と話を聞いてアドバイスもしたけど、なんかそのやりとりがしっくりこない時ってあります。

相手も何を求めて相談しているのかよくわからない。こっちも相手が何を求めているのかよくわからないという感じです。

相手も自分に何を求めている(どんな価値を提供してほしいのか)もう少しわかりやすく言えば「どんな言葉をかけて欲しいのか」わからないのです。

人が感じている見えない価値がある

私たちは「価値」というものをもう少し深く理解する必要があります。

価値とは「安い」「うまい」「早い」といったようなわかりやすいものだけではないのです。

井上大輔著「マーケターのように生きろ!」に、非常にわかりやすく価値について言及されているので紹介します。

同書では「ミネラルウォーター」を例にとって説明しています。

マーケティングにおいて「物理的」に存在していても消費者に感じられない価値は、価値の差として考えないという前提があります。

しかし「物理的」に違いはわからなくても、相手が何か違いを感じれば、それは価値の差として見る事ができます。

使う人にとって「役に立つか」ではなく、使い人にとって「意味があるか」を問う価値を、マーケティングでは「情緒的な価値」と言います。

たとえばお洒落でスタイリッシュなイメージの天然水には、「飲んでいると他の人から素敵に見てもらえる」という価値があるかもしれません。エコを追及している天然水には、同じくエコを大事にしている人にとって「使うことで心が満たされる」という価値があるかもしれません。

「ミネラルウォーター」というのは本当に興味深い商材であると著者も言っています。

そうですよね…だって「ただの水」ですから。

そこに「物理的な価値」の違いを見つけるのは不可能です。

でも、私はいつも「ヴォルビック」、私は「いろはす」となぜか好みが分かれます。そこを追及すると「情緒的価値」という概念が浮かび上がってきます。

相手にとって意味があるという「情緒的な価値」は非常に見つけるのが難しいです。

これは商品だけではなく、対人関係でも同じです。

能力に大きな違いはなくても、この人に仕事を頼みたいということは間違いなくあります。

しかし自分の能力という「機能的な価値」だけで勝負するのではなく、相手の気持ちに配慮した「情緒的な価値」にアプローチすることができれば、あなたの戦いの幅は確実に広がりますよね。

相手が求める価値なんてわからない

具体的な方法に入る前に大事な前提としてあるのが「相手が求める価値なんてわからない」ということです。

えっ…という感じですが、簡単にはわからないというのが正確なところでしょうか。

なぜなら、情緒的な価値は人によって大きく違うからです。

機能的な価値でしたら、多くの人が同じものを求めるでしょう。

誰でも機能性が高く、便利なものがいいでしょう。

しかい情緒的な価値は違います。

「女にモテる」もの
「エコ」なもの
「大手メーカーの安心感」があるもの

仕事を頼みたい相手でも色々でしょう。

「安心の有資格者
「電話しやすい人」
「固い仕事をしてくれる人」

これら相手が感じる情緒的な価値は「相手の中から見つける」ということが前提となるのです。

理解力を高めるための具体的な方法

それでは相手が望んでいることを理解する(見つける)ためにはどうしたらいいのでしょうか。

ここにスマートなやり方は存在しません。

「どんな人が、どんな価値を求めているのか」という市場調査の意識を持って、何事もトライ&エラーを重ねるしかありません。

はい、はっきりいってどぶ板戦略です。

ここで一つ、具体的な事例を紹介したいと思います。

「ブスのマーケティング戦略」の著者、田村麻美さんの「合コン」のエピソードです。

同書は、自称「ブスの」田村さんが、自分を商品と見立て、男や仕事に自分を売り込むためのマーケティング戦略を解説した自叙伝&理論書です。

田村さんは「合コン」の場で、どういう男性が、女性のどういう部分に「価値」を見出すのか?を試行錯誤の末に見つけました。

それさえ掴めばブスでも男をお持ち帰りできるのだということを証明したのです。

ブスの合コン戦略に学ぶ

田村さんが発見したのは、自分は「プライドの高い童貞」には受けるということでした。

「プライドの高い童貞」とは、「自尊心」が高いゆえに「行動力」がなく、女性経験が浅いという特徴を持っています。

彼らが女性に求める価値は、自分の自尊心を満たしてくれる以下のような女性の行動なのです。

「ほめ続ける会話」
「努力への共感」
「自分がリードしているように見えること」

田村さんはこれらの行動が有効であることに気づき、これらの価値を提供し続ければ「プライドの高い童貞」を落とすことができるということを何百回という合コンをすることで掴んだのです。

精度は低くても相手に投げてみる

このエピソードでまず重要なのは「まずは相手に投げて反応を見る」ということです。

田村さんは言います。

市場の見極めは傷つくことなしにはできない。
試作品を試して完成させていくのは当たり前のことなんです。
ブスこそリーン・スタートアップ、トライ&エラーである。

リーンスタートアップとは、コストをあまりかけずに最低限の試作品を作って市場に投入し、顧客・市場の反応を見て、試作品にフィードバックすることです。

この繰り返しこそが、相手を理解するために必要なことなのです。

自分という試作品を売ってみる

あなたという商品は「誰が求める」「どんな価値」に合うのでしょうか?

それを確かめるためには「こういう人は、こんな価値を求めている」という仮説が必要です。

その上で、自分という商品を売ってみる(働きかけてみる)のです。

田村さんの合コンのエピソードで言えば、高学歴の童貞は、女性に対して自信がないだろうから、褒めてあげることが有効だろう…とかそういう事です。

自分という商品の現時点でのスペックを明らかにする。

ただ、ここで自分という商品の現時点でのスペックを明らかにしておく必要があります。

自分提供できる機能的、情緒的な価値です。

なぜなら相手に合わせるといっても、自分だって何でも提供できるわけではないですからね。

その求める価値はさすがに提供できないと考えれば、相手を変える必要があります。

ここで下手な自己分析とかはじめてはいけませんよ!

だいたいでいいのです。

どうせ試作品で、相手の求める価値を理解して、これから磨くわけですから。

自己分析に没頭しはじめると、それは「自己中心」的な、自分には何ができるかという発想だけに囚われるという本末転倒な事が起きます。

現時点の自分のスペックはサクッと決める

そこでオススメなのがリクナビNEXTのグッドポイント診断です。

これは無料で受けられる転職のための自分の強み診断のようなものです。

あまり真剣になりすぎずに、あぁ自分はこういう特徴があるんだなくらいに受け止めるには丁度いいです。

ここで出た強みをちょっと意識して、相手のどんな価値に自分は答えられそうか?どんな価値には答えられそうもないか?考えてみてください

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。

相手が求める価値を理解するというのはとても難しいですよね。

でもトレーニング次第でそのコツはつかめてきます…ということを田村さんの合コンエピソードでちょっとリアルに伝わったのではないでしょうか。

理解できないから他人から逃げるということは簡単です。

ただしあなたが「孤高の天才」でないのなら、そこから逃げることは得策では決してありません。

ただの「孤独な凡人」が誕生するだけです。

「自分を商品」と見立てるという考え方結構大事だと思います。少しだけ自分の感情とは切り離して、客観的に自分と相手の反応を見ることができる気がしませんか?

それでは。

凡人のためのオススメ図書リスト

マーケターのように生きろ(井上大輔)

「自己中心」から「他者貢献」的に生きるための実用&理論書です。

「やりたいことがわからない」「できることがわからない」「自分に自信がない」と言う人の悩みを一発解決します。

ブスのマーケティング戦略(田村麻美)

凡人よりも、さらに…な「ブス」でも「幸せな結婚」と「経済的な自立」を手にすることができた。

笑いと実用的なテクニック満載の本。これにまさる「自分マーケティング」の実践書を見たことがありません。