自己啓発書

セルフトークマネジメント入門(鈴木義幸)感想【どうすればネガティブな感情的をコントロールできるのか?】

誰でも他者から何かを言われ「感情的な反応」をしてしまい、後から「あーもう、、なんであんなことを言ってしまったのだろう」という経験があるでしょう。

他にも、自分が抱えてる緊張や不安から「感情的になり」自分の力が発揮できないなんてこともあるでしょう。

本記事では、「どうすればネガティブな感情的をコントロールできるのか?」という問いに答える本として「セルフトークマネジメント入門」を紹介します。

1.セルフトークとは何か

本書は感情的な反応の原因を「セルフトーク」という自分の内側で起こっている自分自身との対話にあると指摘します。

何かに刺激を受けたときに「あっ怖い」とか「なんでそんなこと言われなきゃらんのだという怒り」とか、、そんな心の声が湧き上がるでしょう。

その心の声が影響して、委縮してしまったり、感情的な言葉を吐いてしまったりという、後になって考えれば自分の意思に反した行動を起こしてしまいがちです。

その心の声をコントロールすることによって、自分の意に反した行動が起こさない、自分の本来の力を発揮することができるというのです。

心の声がいつもネガティブだったら、逆にいつもポジティブだったら、あなたの行動は変わると思いませんか。でも自分はネガティブ人間だからそんなことできないと思ったりもしますよね。

そんな人にこそこの本を読んで欲しい!

本書の著者・鈴木義幸氏は日本に「コーチング」を根づかせた人物とも言われています。経営者・管理職などへのコーチングを行なっているコーチングを業務とする会社を経営しえています。

本記事では、本書で説明されている「セルフトーク」を上手に使う方法についてダイジェストでご紹介いたします。

・自分の力が発揮できない、意に反した行動をしてしまう、その原因はセルフトークにある。
・セルフトークとは自分の内側で起こる心の声

2.セルフトークの活かし方

セルフトークの基礎知識

セルフトークには2種類あります。

  • セルフトークA→与えられた刺激に対して、意思に関係なく「感情」を呼び起こして「反応」を産むセルフトーク。例えば、人に嫌な事を言われたら、怒りの感情が湧き、反射的に言い返してしまうというようなことです。
  • セルフトークB→与えられた刺激に対して、自分の意思で「理性」的に「対応」を産むセルフトーク。例えば、人に嫌な事を言われたら「なぜ相手はそう言ったのか」を考え、問題を解決する方向へ会話ができるようなことです。

もうおわかりだと思いますが、セルフトークを活かすとは、このセルフトークBを理性的に使うことがポイントになります。

もう1点加えると、Aは「自分のため」であり、Bは「相手のため」と言えます。

「感情」は自分を守るために戦ったり、逃げる(妥協する)行動を産みます。一方で「理性」は相手のために何ができるかと考えるのです。

セルフトークを活かす

①セルフトークを「変える」

生まれてしまったネガティブなセルフトークAを、セルフトークBに変え、「反応」を「対応」に変えることです。

ネガティブなセルフトークAは「もし~しなかったらどうしよう」「どうしてこんなことになったんだ」と否定的で、他責的です。

それに対してセルフトークBは「~するにはどうしたらいいだろう」「自分に何ができただろう」と、自分次第で状況を変えられます

問題の解決に進まないセルフトークAを辞め、セルフトークBで前向きな姿勢を作ることが大事です。

②セルフトークを「使う」

これは「考える」ということと同義です。

「考える」とは具体的にどういうことでしょうか?「考える」とは「問いを立てる」ことです。

考えていないとは「嫌なことを言われた、だからあいつのことは嫌いだ」と反応しているだけです。

考えれば「なぜ彼はあんなことを言ったのだろう?」「彼の過去に何かあったのか?」など様々な問いを立てることができます

③セルフトークを「減らす」

ネガティブなセルフトークAを減らすことです。つまり雑念や不安や緊張を減らし、やるべきことに集中するのです。

多くのセルフトークAは認識することで消えると言います。また、ストレスは自分で終わらせることができる、自分の行動で発生させないようにできる、と言います。

④セルフトークを「なくす」

セルフトークを減らすことを突き詰め、完全に集中した状態を作ることです。

結果ばかり意識すぎるとうまくいかなくなるというのは実感としてわかる人が多いのではないでしょうか。

もうちょっとでゴールというところでへまをするみたいな。これはセルフトークAが増えて感情が揺れ動き失敗しているのです。

セルフトークをなくすとは、その逆のことです。目的や結果を忘れ「今ここ」に集中をしえいるのです。つまり結果ではなくプロセスに意識を集中しているのです

「ヒットを打とう」ではなく、「バットを強く振ろう」と意識した方がうまくいくのです。

・「感情的に反応」から「理性的に対応する」に変える。
・有益な問いを立てれるようにすると「理性的な対応」ができる。
・「感情的に反応する」を「減らす」にはまず認識すること。そしてストレスをコントロールする。究極は「今ここ」に集中することで「なくす。

3.ネガティブなセルフトークを囁くオバケに気づく

この本は、自分を苦しめる「負の感情」の正体を、「セルフトークA」と可視化してくれました。

自分が他人に対して「批判的な気持ち」を持った時、自分に対して「絶望的な気持ち」になった時に、「おっ!セルフトークAが出てきたぞ」とすっと自覚できるようになったらすごいことだと思います。

見えないオバケが見えるようになったみたいな。

セルフトークを発する「真っ黒のオバケ」です。

しかしなかなか難しいのも事実です。ということは、それだけ自分はこれまで何か問題が起こった時、自分が嫌な気持ちになった時、その原因を「他人」に求めていたということです。

これ書きながらも、今日仕事であった嫌なことを「真っ黒オバケ」に囁かれているわけですから。

でも、本当に無意味なことはわかっているのですよ。

何事も自分次第、そう考えれるようなセルフトークBを育てたいものです。

4.まとめ

さて本書の問い「どうすれば感情的な反応ではなく理性的に対応できるのか?」というものでした。

反応や対応を生み出す正体は「セルフトーク」というものでした。本書には、このセルフトークの正体、セルフトークの「変え方」「使い方」「減らし方」「なくし方」について解説をしています。

もっと深くセルフトークについて知りたい方はこちらから。

セルフトークとは「言葉」「問い」です。

本書には「こんなセルフトークをしてみたら」という具体的な言葉が紹介されています。つまりすごく実践的です。

ぜひあなたも、感情的に反応する自分を変えて、心穏やかに生きていける方法を見つけてください。